スカダナ(その他表記)Sukadana

デジタル大辞泉 「スカダナ」の意味・読み・例文・類語

スカダナ(Sukadana)

インドネシア中部、カリマンタン島ボルネオ島西岸の町。カリマタ海峡に面する。かつてマレー系王朝の都が置かれた。パーム油ゴム木材を産する。オランウータンが生息するグヌンパルン国立公園への観光拠点。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スカダナ」の意味・わかりやすい解説

スカダナ
すかだな
Sukadana

インドネシア、カリマンタン西部の港町。ボルネオ島西岸、カリマタ海峡に面するスカダナ湾に臨む。かつては地方の重要な貿易港として栄えたが、18世紀末ポンチアナの土王に支配されてから衰えた。住民はマレー系および華僑(かきょう)で、一般に付近開発は遅れている。サトウキビデンプン食用とするサゴヤシなどを産出する。

[別技篤彦]

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