ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクワラン」の意味・わかりやすい解説 スクワランsqualane 化粧品に配合されている油脂の一種。深海産のサメの肝臓に含まれる油脂 (肝油) を採取し,科学的に安定させたもの。この成分が,乳液やクリームの原料としてよく利用されるのは,人間の皮脂の中にも同じ成分 (これは,スクワレンという) が 10%ほど存在するからである。皮膚への浸透性,湿潤性が優れている。また,スクワレンは酸化しやすいが,スクワランは肌の上でも安定した状態を保てるため,安全性の高い成分として化粧品によく利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by