ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スタウアヘッド」の意味・わかりやすい解説 スタウアヘッドStourhead House イギリス南部ウィルトシャーのステアトンにある代表的な風景式庭園。ホーア家が 1717年に敷地を入手。18世紀半ばにヘンリー2世が川をせき止めた大きな池をつくり,これを中心にさまざまな点景を配した造園を行なった。建築家のヘンリー・フリットクロフトらの助言を受けたと考えられている。池の周囲には白亜のドームをいただくパンテオンとアポロの神殿,ゴシック建築のコッテージ,エルミタージュなどのフォリーやネプチューン像のあるグロッタもつくられた。池を中心とする構成や,特定の地点からの眺めが対岸からの眺望と対応するように考えられているなど,当時ヨーロッパに紹介され始めた中国庭園に通じる要素がある。庭園はナショナル・トラストが所有,管理している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by