デジタル大辞泉
「白亜」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はく‐あ【白亜・白堊】
- 〘 名詞 〙
- ① イギリス・フランス・アメリカなどの白亜系から産する灰白色のもろい泥灰岩。有孔虫その他貝類の化石を含む。チョーク。白墨。はくあく。
- [初出の実例]「毎房白堊にて四面を塗り」(出典:航米日録(1860)三)
- [その他の文献]〔呉地記〕
- ② 白く塗られた壁。白壁。
- [初出の実例]「白堊(ハクア)の色もうるはしく見えたり」(出典:落梅集(1901)〈島崎藤村〉七曜のすさび・土曜日の音楽)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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白亜
はくあ
chalk
チョークともいう。白ないし灰白色の軟質泥状の石灰質岩石細粒。浅海性堆積物で,有孔虫,ウニ,貝殻などの生物より生じた炭酸カルシウムから成ると考えられている。白亜紀を特徴づけている白亜がイギリス南部やフランスに広く分布する。いわゆる白墨にはこれを原料としたものもある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の白亜の言及
【チョーク】より
…西ヨーロッパやメキシコ湾岸の上部白亜紀層に特徴的にみられる微細な石灰粒からなる白色未固結の堆積岩で,ドーバー海峡に面する海崖に典型的に発達する。チョークは以前には無機的な炭酸石灰の沈殿物と考えられていたが,電子顕微鏡の発達により,これが主として浮遊性藻類であるコッコリトフォリーダの遺骸([コッコリス])から形成されていることが明らかとなった。…
※「白亜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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