1930年代なかば、第二次五か年計画期のソ連で展開された労働生産性向上運動。ドネツ炭鉱の採炭夫アレクセイ・スタハノフАлексей Григорьевич Стаханов/Aleksey Grigor'evich Stahanov(1906―77)にちなんで名づけられた。スタハノフは1935年8月31日、一交替でノルマの14倍にあたる102トンを採炭するという記録をあげた。全国の労働者に対し、彼を見習うようにとのキャンペーンが展開され、高い記録をあげた労働者は「スタハノフ労働者」とよばれて高い賃金を支払われた。この運動により、高賃金を目ざす労働者相互の競争が促進されるとともに、職場内に競争の勝者と敗者との賃金格差、熟練度に基づく序列化が固定化されるようになった。
[原 暉之]
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...