スタハノフ(読み)すたはのふ(その他表記)Стаханов/Stakhanov

デジタル大辞泉 「スタハノフ」の意味・読み・例文・類語

スタハノフ(Stakhanov/Стаханов)

ウクライナ東部、ルハンシク州都市。19世紀半ばに炭鉱が開設され、カジエフカと呼ばれた。旧ソ連時代に労働生産性を劇的に向上させ、スタハノフ運動にその名を残す炭鉱労働者スタハノフを記念し、1978年に現名称になった。製鉄業石炭化学工業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スタハノフ」の意味・わかりやすい解説

スタハノフ
すたはのふ
Стаханов/Stakhanov

ウクライナ東端、ドネツ丘陵北側にある都市。人口9万(2001)。ドネツ炭田の中心地で、19世紀中ごろ炭鉱開設とともに発足、カジエフカКадиевка/Kadievkaとよばれ、1932年市制施行。1937年セルゴСерго/Sergoと改称、1940年以後ふたたびカジエフカと称したが、第二次五か年計画中の生産性向上を目ざすスタハノフ運動の創始者で市の炭鉱労働者であったスタハノフを記念し、1978年に現名称となった。炭鉱のほか、製鉄石炭化学コークスポンプ等水利用機械鉄道車両などの工場がある。市の歴史博物館が置かれている。

渡辺一夫

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スタハノフ」の意味・わかりやすい解説

スタハノフ
Stakhanov

1978年までカジエフカ Kadievka。ウクライナ最東部,ルガンスク州の都市。ドンバス (ドネツ炭田) の工業都市で,州都ルガンスクの西約 50kmにある。 1840年代に炭田の開発が始り,19世紀末から 20世紀初めに発展してドンバスの重工業中心地の一つとなり,多くの炭坑が新設され,石炭化学,冶金,機械などの工業が発展した。コムナルスク鉱山・冶金大学の支部がある。人口 11万 3000 (1991推計) 。

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