ステビオシド

デジタル大辞泉 「ステビオシド」の意味・読み・例文・類語

ステビオシド(stevioside)

ステビオサイド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ステビオシド」の解説

ステビオシド
ステビオシド
stevioside

C38H60O18(804.90).パラグアイ産のキク科Stevia rebaudianaの葉の成分で,ショ糖の約300倍の甘味を示す.酵素的に加水分解すると3 molグルコースと1 mol のステビオールとを生じるが,無機酸を用いて加水分解すると,アグリコン転位したイソステビオールを生じる.ステビオシドは吸湿性結晶.融点198 ℃.-39.3°(水).800 mL の水に1 g 溶けるが,有機溶媒に難溶.食品の甘味料として使用される.ステビオールC20H30O3(318.46)は針状結晶.融点215 ℃.-94.7°.植物生長促進作用をもっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ステビオシド」の解説

ステビオシド

 ステビアに含まれる天然の甘味料で,ジテルペン配糖体の一つ

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のステビオシドの言及

【アマハステビア】より

…種子でも挿木でも増やすことができるじょうぶな植物で,暖地では冬でも地下茎は枯れず,翌春再び株からもえ出る。葉には砂糖の300倍も甘いとされるステビオシドsteviosideという成分が含まれている。葉を摘み採って紅茶などに入れるとさわやかな甘みが出る。…

※「ステビオシド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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