ステージ理論(読み)ステージりろん(英語表記)Stage Theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステージ理論」の意味・わかりやすい解説

ステージ理論
ステージりろん
Stage Theory

アメリカの R. L.ノーランが提唱した考え方で,企業組織論から見た情報システムの発展段階説。具体的には,成長プロセス創始普及統制統合構築成熟の6つのステージに分けている。自社の情報システムがどの段階にあるかを確認し,無理なく次のステージへと進めていこうというもの。現在,日本の企業の 80%は統制 (コントロール) から統合 (インテグレーション) の段階にあり,今後は情報システム全体の統合を図る次の段階──構築 (アーキテクチャー) に進むであろう。これはアメリカに比べて5年ほど遅れているといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android