組織論(読み)そしきろん(英語表記)organization theory

世界大百科事典 第2版の解説

そしきろん【組織論 organization theory】

組織内の個人集団の行動もしくは組織体全体の行動を,社会学,社会心理学,心理学,人類学経済学等の基礎学問を援用して分析する科学。組織論は,研究者の主たる関心が個人の動機づけにあるか組織体の構造にあるかによって大きく二つに分けられる。前者はミクロ組織論,後者はマクロ組織論と呼ばれる。 ミクロ組織論は,分析単位を個人および小集団に置き,個人の個性,態度,集団における成員の相互作用から生まれる凝集性,集団圧力,リーダーシップなどを基本的な変数として,理論モデルを構築しようとする。

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世界大百科事典内の組織論の言及

【官僚制】より

…ただ,行政以外の領域における官僚制の場合には,組織内部における幹部職員の一般職員に対する支配は問題になっても,外部すなわち社会に対する支配は問題となりえない。ウェーバーがこの点の区別をはっきりさせなかったために,その後における官僚制論には混乱がみられるが,アメリカを中心として組織論の名のもとに展開された官僚制論でとりあげられているのは,まさしくこの組織内部におけるいわゆる管理の問題である。当然,そこでは,組織目的を効果的に実現するにはいかなる管理を行うべきかという能率論が考察の中心となろう。…

※「組織論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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