ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストック化」の意味・わかりやすい解説 ストック化ストックか 家計,企業,政府などの経済主体が所有する資産残高が増加し,その保有や取引の経済全体に与える影響が高まっていくこと。バブル経済下の日本経済の特徴を表す一つの用語として『平成元年度・経済白書』に使われた。当時,総資産残高が大幅に拡大していたことは事実であったが,金融資産は裏側に金融負債があるとともに,実物資産も地価の名目的な上昇によるところが大きく,国民生活の豊かさに直接結び付く実質的なストック化ではなく,事実バブルの崩壊によってそれらのほとんどは不良債権となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by