経済白書(読み)けいざいはくしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経済白書
けいざいはくしょ

内閣府が毎年1回,閣議に提出する日本経済に関する年次報告。第1回の『経済白書』は 1947年片山内閣時代に発表され,当時の白書作成担当者都留重人は有名な「国の財政も,重要企業も,国民の家計もいずれも赤字を続けている」という警告を発し,国土再建復興のための体系づけとその理論的裏づけを行なった。その後白書の性格も次第に変り,重点は政策志向型から実体分析におかれるようになったが,経済各分野にわたる総合的分析と今後の経済の動きおよび経済政策の方向を示唆するものとしては,依然政府,民間を通じて最も権威あるものとされ,それだけに数々の経済論争を呼起してきた。 2001年より『経済財政白書』と名称変更した。

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百科事典マイペディアの解説

経済白書【けいざいはくしょ】

1年間の国民経済の動きを総合的に分析し,今後の動向とこれに対する経済政策のあり方を示唆する政府の年次経済報告書の通称。日本では1947年片山内閣の経済安定本部が初めて発表。現在は経済企画庁が毎年半ばに発表。政府の施策を知る重要資料。
→関連項目白書

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世界大百科事典 第2版の解説

けいざいはくしょ【経済白書】

日本の経済白書は正式には《年次経済報告》と呼ばれ,経済企画庁が作成して内閣に報告する。経済白書は,1947年経済安定本部(経済企画庁の前身)が《経済実相報告書》として初めて公表して以来,毎年刊行されている。経済白書の新語や副題は,そのときどきの経済環境を的確に示しており,そこに第2次大戦後の日本経済の足どりを読みとることができる。第1回の白書の中の〈政府も企業も家庭もみな赤字〉という有名な言葉は戦後経済の苦しさを端的に表現している。

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大辞林 第三版の解説

けいざいはくしょ【経済白書】

正称、年次経済報告。国民経済の現状を分析し、今後の展望と政策の方向について示唆するため、2000年(平成12)まで経済企画庁が毎年発行した文書。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経済白書
けいざいはくしょ

内閣府(旧経済企画庁)が毎年夏発表する、前年の日本経済の動向に関する分析と問題点指摘の報告書。2001年度以降、財政の現状分析と問題点の指摘が加えられて、その通称も『経済財政白書』となった。[編集部]

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