スナネコ

改訂新版 世界大百科事典 「スナネコ」の意味・わかりやすい解説

スナネコ (砂猫)
sand cat
Felis margarita

食肉目ネコ科の哺乳類。大きな三角形の耳介が頭の側方についた野生ネコで,北アフリカ,アラビアから中東,ロシア南部まで分布体長45~57cm,尾長28~35cm。体は黄褐色ないし灰褐色で,四肢尾端,耳の背面黒斑がある。足の裏は裸出せず毛で覆われ,砂地での生活に適する。乾いた荒地にすみ,日中は浅い穴に潜む。夜出てスナネズミトビネズミなどを捕食する。ふつう3~4月に2~4子を生む。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「スナネコ」の解説

スナネコ
学名:Felis margarita

種名 / スナネコ
科名 / ネコ科
解説 / 砂と同じ色の毛がびっしり生えた毛皮、足のうらにも毛があるなど、最も砂ばくに適応したネコといわれます。
体長 / 40~60cm/尾長25~35cm
体重 / 2~2.5kg
食物 / ネズミ、トカゲ、昆虫
分布 / アフリカ北部、西アジアから南アジアの砂ばく

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