最新 地学事典 「スパイン」の解説
スパイン
spine
溶岩円頂丘にみられる表面形態の一つ。溶岩岩尖,火山岩尖とも。比較的粘性の高い溶岩円頂丘は数ヵ月~数年以上の期間,間欠的に成長する。この間に溶岩円頂丘の表面の割れ目の間から固結した溶岩が絞り出されるように上方に成長することがあり,これをスパインと呼ぶ。成長とともに表面からの崩落も繰り返す。成長方向が傾いているときはスムーズな成長面と崩落による破断が卓越した面をもつ非対称の形態となる。成長の割合は1日につき1~数mで数ヵ月間成長が続くこともある。プレー火山の1902年からの噴火でできたスパインは,最高の高さが300mを超えた。
執筆者:宇井 忠英・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

