デジタル大辞泉 「スピングラス」の意味・読み・例文・類語 スピン‐グラス(spin glass) スピンをもつ磁性原子が、常磁性原子の中にでたらめな方向を向いたまま固定された物質。スピンが固定された状態を非晶質のガラスになぞらえたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スピングラス」の意味・わかりやすい解説 スピングラスspin glass 非強磁性金属に微量の磁性原子を加えた合金では,キュリー温度に相当する磁気転移温度で磁化率がカスプ状の異常を示し,この温度以下ではある種の磁気的な秩序相ができると考えられている。この相状態は自発磁化をもたないが,磁気モーメントの向きの乱雑さにある程度の秩序があると考えられる。この相状態の磁性体をスピングラスという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報