スプレンクトポルテン(その他表記)Sprengtporten, George Magnus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スプレンクトポルテン」の意味・わかりやすい解説

スプレンクトポルテン
Sprengtporten, George Magnus

[生]1740.8.16. ガンメルバッカ
[没]1819.10.13. ペテルブルグ
フィンランド軍人,政治家。フィンランド駐留スウェーデン軍の将校であったが,1777年大佐で退官。その後ヨーロッパ各首都駐在のロシア外交官らと接触してフィンランド=ロシア併合案を画策。 86年少将としてロシア軍に入り,88~90年のロシア=スウェーデン戦争ではフィンランドのスウェーデンからの分離を目指して,フィンランド,スウェーデン将校の間に同調者をつのった。ロシアがフィンランドを占領すると,ロマノフ朝下でのフィンランド独立をロシア皇帝に進言したがいれられなかった。しかし大公国として大幅な自治が認められ,彼はロシア人でない唯一のフィンランド総督となり,伯爵に叙せられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む