スベルドルップ(その他表記)Harald Ulrik Sverdrup

改訂新版 世界大百科事典 「スベルドルップ」の意味・わかりやすい解説

スベルドルップ
Harald Ulrik Sverdrup
生没年:1888-1957

ノルウェー生れの海洋・気象学者。オスロ大学学位を得る。1918-25年のモード号によるアムンゼンの北極海探険に参加。1926-31年ベルゲン地球物理研究所教授を務める。この間,モード号観測の解析を進め,5巻の報告書にまとめる。1936年より12年間,アメリカのスクリップス海洋研究所長を務め,M.ジョンソン,R.フレミングとの共同名著《海洋》(1942)を著し,多くの著名な海洋学者を育て,水中音響や波浪予報の研究を行い,同研究所隆盛の基礎を作った。
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百科事典マイペディア 「スベルドルップ」の意味・わかりやすい解説

スベルドルップ

ノルウェーの海洋学者,気象学者。オスロ大学卒。1918年―1925年にモード号による北極探検に参加,海洋循環に関する新理論などを提唱。1926年―1940年ベルゲン地球物理学研究所,クリスチャン・ミッケルセン研究所教授。1936年米国のスクリップス海洋研究所長となり,海流理論,大気と海洋の境界の問題,風浪とうねり,水中音波などの研究に業績を残す。1948年帰国。主要著書《海洋》。

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