スマトラウサギ

改訂新版 世界大百科事典 「スマトラウサギ」の意味・わかりやすい解説

スマトラウサギ
Sumatra short-eared rabbit
Nesolagus netscheri

ウサギ目ウサギ科の哺乳類。耳が短く,頭長の半分以下のウサギで,スマトラ島南西部の山地だけに分布体長35~40cm,尾はほとんどなく,1.5cmほど。毛色は独特で,淡い黄灰色の地に暗褐色の細長い帯状の模様がある。山地(標高600~1400m)の熱帯降雨林にすみ,日中は林床の他の動物が掘った穴に隠れている。夜行性若芽,茎,葉を食べる。繁殖習性は知られていない。きわめてまれな種で標本が13点しかなく,近年は捕獲された記録がない。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「スマトラウサギ」の解説

スマトラウサギ
学名:Nesolagus netscheri

種名 / スマトラウサギ
科名 / ウサギ科
解説 / 灰色にかっ色のしまもようが特ちょうです。生息数はとても少ないですが、ベトナムにもいるようです。
体長 / 37~42cm/尾長1.7cm/耳長約4cm
体重 / おそらく約2kg
食物 / 植物の葉と茎
分布 / スマトラ島の山地の森林
絶滅危惧種 / ☆

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