スマホ老眼(読み)すまほろうがん

知恵蔵mini 「スマホ老眼」の解説

スマホ老眼

スマートフォンなどの長時間使用で眼を酷使することにより、老眼に似た症状が引き起こされる現象を指す造語。医学用語では「調節緊張(仮性近視)」と呼ばれる。近くのものを見続けて眼の筋肉が緊張した状態が続くことで、老眼の様にピント調節が利かなくなり、手元文字が見づらくなったり、視界がぼやけたりする。老眼の兆候が現れるのは40歳頃からであるのに対し、スマホ老眼は20〜30代にも多く見られる。症状は一時的なことが多いが、繰り返すうちに重篤化するケースもある。パソコンでも同様の症状は見られるが、スマートフォンは、より近距離で小さな画面内の文字を凝視するため、眼への負担が懸念されている。

(2015-11-16)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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