最新 地学事典 「スラブ引き力」の解説
スラブひきりょく
スラブ引き力
slab pull force
沈み込んだスラブの平均密度がアセノスフェアの密度より大きいために働く,重力によって生じるプレートを動かす力。プレート運動の原動力のうちの一つ。海洋プレートは密度の小さい海洋地殻部分を含むので,プレートが十分冷えて(形成後40Ma以上たって)初めて働く。もう一つの原動力である海嶺押し力よりも一桁大きいので,プレートを動かす主要因であると考えられているが,その大部分は沈込み帯の衝突抵抗で打ち消されるので,海洋プレートを動かす力は海嶺押し力であるとする説もある。
執筆者:瀬野 徹三
参照項目:海嶺押し力
参照項目:プレート運動の原動力
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

