緊急災害対策派遣隊(読み)キンキュウサイガイタイサクハケンタイ

デジタル大辞泉 「緊急災害対策派遣隊」の意味・読み・例文・類語

きんきゅうさいがいたいさく‐はけんたい〔キンキフサイガイタイサク‐〕【緊急災害対策派遣隊】

大規模自然災害の発生時に迅速な支援を行うために、国土交通省に設置された組織。平成20年(2008)発足。あらかじめ登録された国土交通省や地方運輸局などの職員からなり、災害時には直ちに派遣されて状況調査・被害拡大防止・復旧支援などを行う。TEC-FORCEテックフォース(Technical Emergency Control Force)。

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共同通信ニュース用語解説 「緊急災害対策派遣隊」の解説

緊急災害対策派遣隊

国土交通省から被災地に派遣される技術系職員。「TEC-FORCE」と呼ばれ、各地の地方整備局に配置されている。土砂災害が起きれば重機道路を切り開き、河川氾濫時にはポンプ車による緊急排水を行う。情報連絡員(リエゾン)として被災自治体のニーズ政府に伝える役割もある。2008年の創設時は2500人規模だったが、東日本大震災などを経て23年には約1万6千人まで増員平時は維持管理を通じ地域のインフラの状況把握に努めている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「緊急災害対策派遣隊」の意味・わかりやすい解説

緊急災害対策派遣隊
きんきゅうさいがいたいさくはけんたい
Technical Emergency Control Force

大規模自然災害の際に、迅速に地方公共団体等への支援を行うことができるよう、国土交通省に設置された組織。英語名称を略してTEC-FORCE(テックフォース)ともよばれる。2008年(平成20)発足。国土交通省各組織の職員があらかじめ任命されている(約9600名、2018年時点)。被災状況の迅速な把握、被害の拡大や二次災害の防止、被災地の早期復旧等に対する技術的な支援を円滑かつ迅速に実施する。

[編集部 2021年7月16日]

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