精選版 日本国語大辞典 「自生鉱物」の意味・読み・例文・類語 じせい‐こうぶつ‥クヮウブツ【自生鉱物】 〘 名詞 〙 堆積物が固結する際に新しくできる鉱物。石英・雲母・玉髄など。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自生鉱物」の意味・わかりやすい解説 自生鉱物じせいこうぶつauthigenic mineral 堆積物中の固結の過程(→固結作用)で化学的および生化学的作用によって新たに形成された鉱物。海底自生鉱物として知られているものは,鉄マンガン鉱物(→鉄マンガン重石),硫化鉱物,沸石,リン酸塩鉱物,海緑石などである。紅海や東太平洋海膨などの熱水活動地域では黄鉄鉱や黄銅鉱が,中央太平洋海盆底に広く分布しているマンガン団塊中には,バーネサイトや轟石が自生している。またペルー沖や南西アフリカの大陸棚ではリン灰土中の硫酸塩鉱物が重要である。さらに大陸棚から大陸棚斜面にかけては,フィーカルペレット(糞粒)を交代した海緑石が分布している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by