ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スワヤンブ」の意味・わかりやすい解説 スワヤンブSwayambhu ネパール中部,カトマンズ盆地にある小高い丘。首都カトマンズの西方約 2.5kmに位置する。カトマンズ盆地が一望に見渡され,頂上に目玉を描いた塔のある真鍮張りの大ドームを中心として,ラマ教,仏教,ヒンドゥー教の寺院が多数建てられている聖地。ネワール族に伝わる「スワヤンブ物語」によれば,カトマンズ盆地が湖であった時代,釈迦の弟子マンジュシュリが水をインドに流出させ,最初に水面に現れたのがこの丘であったといわれ,カトマンズ文化の発祥の地とされている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by