スーパーウーマン症候群(読み)すーぱーうーまんしょうこうぐん(その他表記)superwoman syndrome

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーパーウーマン症候群」の意味・わかりやすい解説

スーパーウーマン症候群
すーぱーうーまんしょうこうぐん
superwoman syndrome

重責を担いながら長期間働く女性(いわゆるキャリアウーマン)にみられるというストレス症候群の一つ。動悸(どうき)、息切れめまい頭痛、虚脱感、無気力などの心身症状を伴うとされる。アメリカの作家でカウンセラーのシェイビッツMarjorie Hansen Shaevitzが著書『スーパーウーマン・シンドローム』The Superwoman Syndrome(1984)で明らかにした。自身も職業人、妻、母親など、ひとりで何役もこなす著者が、自らの経験や、同じような境遇にある女性たちとの交流を通じ、共通して抱える慢性的な心身の不調をスーパーウーマン・シンドローム(症候群)と名づけた。何事にも完璧(かんぺき)を目ざす優等生タイプや、性別役割分業観に強いこだわりをもつ女性が陥りやすいという。対処法は、目の前の課題に優先順位をつけること、がんばり過ぎないよう夫や職場の同僚が協力すること、などがあげられる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む