すべて 

ずいき祭(読み)ずいきまつり

百科事典マイペディア 「ずいき祭」の意味・わかりやすい解説

ずいき祭【ずいきまつり】

北野ずいき祭のこと。10月1〜4日の京都北野天満宮の祭で,1日に神幸祭,4日に還幸祭が行われる。祭神菅原道真の没後西ノ京農業を営んだ臣下たちが収穫物を神前に供えたのが起こりといわれ,屋根ずいきでふき穀物や野菜で飾ったずいき神輿(みこし)が出る。ずいき神輿は1〜4日まで御旅所に飾られ,4日に天神神輿とは別のコースをとって天満宮に帰る。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のずいき祭の言及

【北野天満宮】より

…祠官は宮仕(みやじ)と称し,松梅院,徳勝院,妙蔵院その他があり,江戸時代には松梅院が神事奉行として責任者となり,宮仕が交替して年預(ねんよ)となり社務をつかさどった。祭礼は25日が月例祭で,ほかに10月4日の〈ずいき祭〉など多い。道真が和歌を好んだことから宮中の年中行事に北野聖廟法楽和歌があり,また天神が連歌を好むという伝説から,鎌倉末より社頭で連歌が興行され,連歌所が設けられ月次会が興行された。…

※「ずいき祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む