日本大百科全書(ニッポニカ) 「セベンヌ山地」の意味・わかりやすい解説 セベンヌ山地せべんぬさんちles Cévennes フランス南部、マッシフ・サントラル(中央群山)の東縁を、ローヌ川の河谷とラングドック平野に沿ってほぼ北東―南西に走る結晶質の山脈。アルプス造山運動の影響を受け、平均標高1000メートルであるが、マッシフ・サントラル中、火山を除けばもっとも高く、最高峰は標高1754メートルのメザン山。ヒツジの過放牧や火入れでかつての原生林はほとんど失われ、クワの栽培も衰退したが、ヒツジの放牧、果樹・ブドウの栽培が盛んである。[高橋 正] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例