仏◆massif central
フランスの中央高地(Plateau central)。中~新生界に囲まれた径300kmの多角形基盤岩地塊。主に片麻岩・結晶片岩と花崗岩類からなる。南端のモンターニュヌワール(Montagne Noire)では変成岩を不整合に覆うカンブリア~下部石炭系(堆積間隙介在)があり,この古生界も他方で変成岩に移化。花崗岩の大部分はバリスカン。上部石炭~ペルム系はこれらを著しい不整合(バリスカン造山)で覆い,陸成で植物・石炭・淡水貝を含み,さらに変形,一部ではナップ構造をもつ。中央のオーベルニュの鮮新世を中心とする火山体は火山学の古典的地域として有名。オーベルニュ地域の基盤岩は大半が先カンブリア時代とされたが,微化石や同位体年代により古生代早期である。南部には,540Maの花崗岩に貫入された変成岩類や,610MaのU-Pb年代をもつ正片麻岩などの先カンブリア界が存在。
執筆者:O.Fabbri・加納 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
フランスの中南部を占める山地。フランス語で中央山塊の意。面積約8万平方キロメートルを占め、全国土の7分の1強にあたる。平均標高700メートルであるが、中央部には最高峰のピュイ・ド・サンシー山(1885メートル)をはじめ1000メートル以上のピュイと称される火山もある。ローヌ川の河谷に面するセベンヌ山地の東斜面は急であるが、北西に緩やかに傾斜しつつパリ盆地あるいはアキテーヌ盆地に移行している。古生代のヘルシニア造山運動により形成され、古生代末期に準平原となり、中生代ジュラ紀の石灰岩の堆積(たいせき)もみられ、第三紀にはアルプス造山運動の影響でふたたび隆起した。西部は海洋性気候区、南東斜面は地中海式気候区に入る。過疎の散村地帯。ドルドーニュ川上流部などで水力発電が行われる。中央部は一般にオーベルニュ高地とよばれる。
[高橋 正]
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...