セミカルバゾン(読み)せみかるばぞん(英語表記)semicarbazone

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セミカルバゾン」の意味・わかりやすい解説

セミカルバゾン
せみかるばぞん
semicarbazone

セミカルバジドアルデヒドまたはケトンとの縮合で生じる化合物H2NCONHN=CRR'の総称

 一般に水に難溶で、結晶しやすく、融点が高い。そのため融点が低かったり、水を含みやすいアルデヒドやケトンをセミカルバゾンに変え、その融点を測定して元の化合物を確認するために合成されることが多い。

[務台 潔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セミカルバゾン」の意味・わかりやすい解説

セミカルバゾン
semicarbazone

アルデヒドまたはケトンとセミカルバジドの縮合によってできる化合物。 RR′C=NNHCONH2 で示される。結晶性のものが多い。

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