日本大百科全書(ニッポニカ) 「酢酸ナトリウム」の意味・わかりやすい解説 酢酸ナトリウムさくさんなとりうむsodium acetate 酢酸とナトリウムのつくる塩。酢酸を水酸化ナトリウムあるいは炭酸ナトリウムで中和し、生じた三水和物を120℃以上で脱水して無水和物とする。化学式CH3CO2Na。分子量82.0。吸湿性のある白色結晶。融点320~321℃、比重1.528。20℃の水100グラムに46.2グラム溶ける。水溶液は弱い塩基性を示す。 アセチル化剤として用いられるほか、媒染剤、写真用および緩衝液として分析用試薬に用いられる。[佐藤武雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酢酸ナトリウム」の意味・わかりやすい解説 酢酸ナトリウムさくさんナトリウムsodium acetate 化学式 CH3CO2Na 。3水塩は無色柱状晶。 58℃で融解,120℃で脱水して無水塩になる。無水塩は白色粉末。融点 324℃である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報