20世紀西洋人名事典 「セミヨーンブジョンヌイ」の解説
セミヨーン ブジョンヌイ
Semyon Mikhailovich Buydyonnyi
1883.4.25 - 1973.10.27
ソ連の軍人,政治家。
元・陸軍元帥。
ドン地方生まれ。
農民出身で、1904年日露戦争に従軍後、’14年第一次世界大戦に参加し、軍曹となる。その後、内戦期には郷里で革命軍の騎兵部隊を結成し、ボルガ地方、ウクライナに転戦して伝説的な英雄となる。’19年共産党に入党。内戦終結後はソビエト軍の近代化に努め、’35年元帥となる。粛正を免れ、’第二次世界大戦中は’41年南西方面軍司令官に任命されたが、直ちに解任されて第一線を退く。戦後は’54年、’56年に共産党中央委員を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報