センムート(その他表記)Senmut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「センムート」の意味・わかりやすい解説

センムート
Senmut

古代エジプト第 18王朝 (前 1567~1320) のハトシェプスト女王時代の大臣で建築家。女王の政治に大きな影響力をもち,王女ネフェルタリ後見人でもあった。女王のためにデル・エル・バハリに3段のテラスをもつユニークな葬祭殿を建設し,みずからの墓をシェイク・アブド・エル・クルナと女王の葬祭殿の近くの2ヵ所に造った。前者では墓室内に描かれたケフティウ (クレタ人か) の使節の図,後者では天空図が有名。女王の死とともに失脚した。

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