日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソニー銀行」の意味・わかりやすい解説
ソニー銀行(株)
そにーぎんこう
Sony Bank Inc.
ソニーグループのインターネット専業銀行。通称ソニーバンク。2001年(平成13)、ソニー、三井住友銀行などの出資で開業した。実店舗は本社(本店)と住宅ローン相談などに応ずるコンサルティングプラザ(本店銀座出張所)のみで、スマートフォンやパソコンを使った、円預金、外貨預金、ローン、振込み、送金、決済、外国為替証拠金(FX)取引、オンライントレード、保険加入、投資信託の購入、投資型クラウドファンディングの決済サービスを提供している。2002年、ネット専業銀行として初めて住宅ローン業務に参入し、外貨預金の取扱い通貨が12種類にのぼるなど、開業当初から決済事業ではなく、外貨商品、投資信託、住宅ローンなど個人顧客向けの融資・資産管理事業を柱に据えている。本社は東京都千代田区内幸(うちさいわい)町。資本金385億円(金融持株会社ソニーフィナンシャルグループの100%出資)、預金残高2兆8393億円、口座数約158万(2021年3月)。
[矢野 武 2022年4月19日]