その他の欠乏性貧血(読み)そのほかのけつぼうせいひんけつ

家庭医学館 「その他の欠乏性貧血」の解説

そのほかのけつぼうせいひんけつ【その他の欠乏性貧血】

 銅欠乏性貧血(どうけつぼうせいひんけつ) 銅は、体内で鉄分ヘモグロビンに転換させるはたらきがあります。そのため、欠乏すると貧血をおこすことがあります。
 ビタミンE欠乏症(けつぼうしょう) 未熟児(みじゅくじ)や成熟新生児は、血液中に含まれるビタミンEが少なく、高度不飽和酸(こうどふほうわさん)を多く含む粉乳(ふんにゅう)をとるとビタミンEが消費され、貧血をおこすことがあります(「ビタミンEと代謝異常」)。
 葉酸欠乏症(ようさんけつぼうしょう) 葉酸(ようさん)は赤血球(せっけっきゅう)をつくる際に必要で、欠乏すると巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)をおこすことがあります(「その他の水溶性ビタミンと代謝異常」の葉酸欠乏症)。
 ビタミンB12欠乏症(けつぼうしょう) ビタミンB12は、葉酸のはたらきを助ける物質で、欠乏すると巨赤芽球性貧血をおこすことがあります。
 いずれも、不足している栄養素を補充することで、治療します。

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