ソン・ドンヨル（読み）宣 銅烈（その他表記）Sun Dong-yeol

現代外国人名録2016

ソン・ドンヨル
宣 銅烈
Sun Dong-yeol

職業・肩書

プロ野球監督(キア)

国籍

韓国

生年月日

1963年1月10日

出生地

全羅北道群山

学歴

高麗大学卒

経歴

大学時代の1982年と’84年世界アマチェア野球大会でMVPを獲得。’84年ドラフト1位でヘテに指名されたが、拒否して社会人の韓国化粧品と契約。’85年3月翻意してヘテに入団。以来、150キロ台のストレートとスライダーを武器に活躍し、“国宝級投手”と呼ばれた。’91年韓国球界初の1億ウォン(約2000万円)プレーヤーとなった。通算146勝40敗132セーブ、MVP3度、最多勝4回、防御率1位8回、奪三振王5回、ゴールデングラブ賞6回。日本球界入りを希望して、’96年中日に入団。1年目は低迷したが、’97年はストッパーとして活躍し、8月には連続18セーブポイントのセリーグ記録を樹立。10月横浜の佐々木主浩に並ぶ日本タイ記録の38セーブを達成して、この年セーブ王に。’98年3勝29セーブをマーク。’99年リーグ優勝に貢献して胴上げ投手になった。シーズン終了後、引退。日本での成績は通算162試合、10勝4敗98セーブ、防御率2.70、228奪三振。韓国選手の日本進出の先駆けとなった選手として知られる。現役引退後は韓国野球委員会広報委員に就任。2003年韓国プロ野球・三星(サムスン)投手コーチを経て、2005年監督に就任。2010年までに韓国シリーズを2度制覇、6年間でプレーオフ進出を逃したのは1度しかなかった。2009年に5年契約を結んだが、2010年限りで辞任。2011年10月キア監督に就任。この間、2006年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国代表チームの投手コーチを務めた。

出典　日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」