ソーダガラス(英語表記)soda-lime glass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソーダガラス」の意味・わかりやすい解説

ソーダガラス
soda-lime glass

ソーダ石灰ガラスともいう。最も普通にみられるガラスで,ソーダ灰,石灰石,ケイ砂を原料にして,ドロマイトアルミナなどを添加し,1400~1500℃で溶融して製作する。成分は,シリカ 75%,ライム (酸化カルシウム) 10%,ソーダ 15%が一般的なものである。板ガラスではライムの4%をマグネシアに置き換えるのが常法,瓶ガラスでは2%のアルミナを含むものもある。軟化点は 500~700℃。欠点は急激な温度変化にあうと応力が発生して割れやすい点であるが,組成精度が要求されず,安価に入手できるため,窓ガラス,食器容器などで広く普及している。

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