ぞぞ髪立つ(読み)ゾゾガミタツ

デジタル大辞泉 「ぞぞ髪立つ」の意味・読み・例文・類語

ぞぞがみ‐た・つ【ぞぞ髪立つ】

[動タ四]ぞっとして身の毛がよだつ。総毛だつ。
紅花の舌をひらひらとみ出すつらつき、さしもの幡楽―・ち」〈浄・島原蛙合戦〉
[動タ下二]恐ろしさに身の毛をよだたせる。
「やれやれこはや恐ろしと、―・てて立ち出づれば」〈浄・廿四孝

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精選版 日本国語大辞典 「ぞぞ髪立つ」の意味・読み・例文・類語

ぞぞがみ‐た・つ【ぞぞがみ髪立】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 恐怖のために全身の毛がそそけだつ。身の毛がよだつ。総毛だつ。
    1. [初出の実例]「一段と面白き首尾にてなど、ほめそやせば、いつとなくぞぞ神(カミ)(タチ)て、つづけてゆく」(出典仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)六)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 恐怖のため、全身の毛をそそけだたせる。
    1. [初出の実例]「怖や恐ろしと、ぞぞ髪(ガミ)立てて立出づれば」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)二)

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