ぞぞ髪(読み)ゾゾガミ

デジタル大辞泉 「ぞぞ髪」の意味・読み・例文・類語

ぞぞ‐がみ【ぞぞ髪】

ぞっとして身の毛がよだつこと。
はりつけと聞くも―、嫌や嫌や」〈浄・博多小女郎

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精選版 日本国語大辞典 「ぞぞ髪」の意味・読み・例文・類語

ぞぞ‐がみ【ぞぞ髪・ぞぞ神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 恐怖緊張のために全身の毛がそそけだつこと。多く、「ぞぞがみ立つ」「ぞぞがみが立つ」などの形で、恐ろしさのあまりふるえあがるさまの形容に用いる。
    1. [初出の実例]「君が方へゆかん門出にのむたばこ煙より猶たつはぞぞがみ」(出典:狂歌・古今夷曲集(1666)七)
  3. ( から転じて、「そそけをおこさせるようなもの」の意 ) 年頃の娘に男ができること。また、その男。
    1. [初出の実例]「娵入比の娘には外邪神(ゾゾカミ)とやらつく物にて」(出典談義本・艷道通鑑(1715)三)

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