20世紀西洋人名事典 「ゾンナゲイル」の解説
ゾンナ ゲイル
Zona Gale
1874 - 1938.12.27
米国の作家。
ウィスコンシン州ポーテイジ生まれ。
ウィスコンシン大学で修士号を取得し、その後、ジャーナリズムの仕事をしていたが、1903年からは作家活動を始めた。’28年にウィリアム・L.ブリースと結婚したが、’38年にシカゴで死去した。代表作「ミス・ルル・ベット」(’20年)は因習的な家庭に対する老嬢ルルの反抗と結婚を描いたもので、同時に劇化されてピュリッツァー賞を受賞した。中西部を描いた地方色豊かで、感傷主義的な作風である。他に「友情の村」(’08年)、「近隣物語」(’14年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報