日本大百科全書(ニッポニカ) 「タイヨウフウトウカズラ」の意味・わかりやすい解説 タイヨウフウトウカズラたいようふうとうかずら / 大葉風藤葛[学] Piper postelsianum Maxim. コショウ科(APG分類:コショウ科)の多年草。茎は直立性で、高さ約1メートル。葉は円形で大きく、径約20センチメートル。雌雄異株。4~6月、穂状花序を腋生(えきせい)し、小さな花を密に集めて開く。小笠原(おがさわら)諸島母島特産。花序が葉の反対側につくフウトウカズラとは系統が異なり、東南アジアに生育し、腋生の花序をもった種との関連性が推察される。[大森雄治 2018年7月20日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例