タギスケン古墓群(読み)タギスケンこぼぐん(その他表記)Tagisken

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タギスケン古墓群」の意味・わかりやすい解説

タギスケン古墓群
タギスケンこぼぐん
Tagisken

カザフスタン,シルダリア下流部の墓葬群。 1960~63年ソ連科学アカデミー・ホラズム調査団によって発掘された。2つのグループから成る。北グループは前9~8世紀の族長の墓で,日干し煉瓦を積上げた廟をなし,廟に接して族長の親族や側近の墓もあった。黄金や青銅装身具銅鏃土器など豊かな副葬品が発見され,現地の伝統のほかに中央アジア南部との交流が認められた。南グループは前7~5世紀のサカ族が残したクルガン (古墳) から成り,火葬と土葬,地上式と地下式の埋葬があった。墓からは豊かな馬具,鏃,木鞘の青銅剣,丸い青銅鏡,土器などが発見された。スキタイの影響を受けた動物意匠の黄金飾板も含まれていた。南グループの副葬品はウラル南部,カザフスタン,南シベリアなどの遊牧民世界との共通点を示していた。

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