タッセル邸(読み)タッセルテイ

デジタル大辞泉 「タッセル邸」の意味・読み・例文・類語

タッセル‐てい【タッセル邸】

Hôtel Tasselベルギーの首都ブリュッセルにある邸宅。19世紀末に建築家ビクトル=オルタ設計により建造。建築分野の意匠アールヌーボーを導入した最初期の作例として知られる。2000年にブリュッセルにある他の四つの邸宅と合わせて、「建築家ビクトル=オルタの主な都市邸宅群」の名称世界遺産文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のタッセル邸の言及

【オルタ】より

ビオレ・ル・デュクの弟子。タッセル邸(1893)で,斬新な平面に加えて鉄骨柱や〈オルタ・ライン〉と呼ばれる優雅な曲線の鉄細工装飾とステンドグラスと鏡で壁・天井をおおう。その後ソルベイ邸(1900)をはじめとする住宅群,社会党支部のための人民の家(1899),グランド・バザール百貨店(1903,フランクフルト)などで,鉄を構造と装飾に多用し,大きなガラス張りの外装にアール・ヌーボーの新しい道を示している。…

※「タッセル邸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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