タッチパネル用ガラス(読み)たっちぱねるようがらす(英語表記)glass touch panel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タッチパネル用ガラス」の意味・わかりやすい解説

タッチパネル用ガラス
たっちぱねるようがらす
glass touch panel

小型携帯端末、自動券売機、液晶ディスプレーなどの表示機器に取り付けられるタッチパネルに使用されるガラス。タッチパネルは指などが触れた位置を電気的に検出するものと、電気を用いずに物理的な振動や光を検出するものに大別される。一般的には、静電容量方式や抵抗膜方式など、電気的に検出するものが多い。これらのタッチパネルは、表面を保護するカバーガラスと、電極層を配置する基板ガラスで構成される。タッチパネルでは、ソーダ石灰ガラス(ソーダライムガラス)が広く用いられているが、2005年ごろからモバイルデバイス普及が急速に進み、ディスプレーパネルの強度の観点から化学強化ガラスが用いられるようになっている。

[伊藤節郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android