タトワン

百科事典マイペディア 「タトワン」の意味・わかりやすい解説

タトワン

モロッコ北端の港湾都市テトゥアンとも。旧スペイン領モロッコの主都で,セウタと鉄道で結ばれる。農産物取引の中心。魚缶詰,家具,タバコ,織物などの製造が行われる。1305年頃マリーン朝が町を築いたが,14世紀末スペイン軍により破壊された。その後,15世紀末にレコンキスタ国土回復戦争)によりイベリア半島を追われた難民城壁を築き再建した。このため,イスラム文化とスペイン文化が融合した独特の景観が生まれ,スペインのアンダルシア地方と似た白い壁の町並みが見られる。家の天井の彫刻壁画にはグラナダアルハンブラ宮殿に残る装飾に似た特徴が見られ,中庭大理石噴水やオレンジの木などを植えた家もある。1997年世界文化遺産に登録。32万1000人(2004)。

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