タリアン(その他表記)Tallien, Jean-Lambert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タリアン」の意味・わかりやすい解説

タリアン
Tallien, Jean-Lambert

[生]1767.1.23. パリ
[没]1820.11.16. パリ
フランス革命期の政治家。 1792年8月 10日革命に参加し,パリの蜂起コミューンの書記として活躍。セーヌエオアーズ県から国民公会の議員に選ばれ,山岳派一員として保安委員会,のち公安委員会に参加。 93年にはボルドーへの派遣委員としてジロンド派を追及した。しかし,のちに妻としたカバリュス夫人の影響で穏和派となり,M.ロベスピエール反対,その失脚後,テルミドール派の指導者となった。総裁政府下の五百人会の議員をつとめ,ナポレオン (1世) のエジプト遠征にも参加した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む