ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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フランス革命期における政治党派。この派の議員たちが、国民公会の議席の高所を占めていたことに由来する。パリのジャコバン・クラブに関係し、国民公会成立、第一共和政発足の1792年9月ごろから、94年7月ごろまで活躍したジャコバン派の急進分子で、ロベスピエール、ダントン、マラーらがその代表的政治家。元来、ブルジョア共和主義者たちであるが、革命的な民衆勢力、とくにパリの手工業者や小商店主など、いわゆるサン・キュロットと結んで、革命を進展させ、またパリ中心の中央集権化を目ざした。まず国王ルイ16世の裁判と処刑を推進、ついで革命戦争の劣勢、反革命内乱、経済混乱などによる革命の危機に対処するため、制定したジャコバン憲法(1793年憲法)の実施を延期、国民総動員の非常体制をとりつつ、公安委員会などを中心に恐怖政治を敷く一方、民主的諸政策を行った。93年6月、政敵ジロンド派を粛清してからは独裁的な権力を握ったが、分派の対立によって弱体化し、94年7月末、ロベスピエール派没落によって勢力を失った。
なお、第二共和政(1848~52)下、急進的な共和主義国会議員たちも、この党派名をもってよばれる。
[山上正太郎]
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…93年1月に国王ルイ16世が処刑されたのち,第1次対仏大同盟の結成による戦局の悪化や反革命内乱の深刻化に直面して,革命を防衛し遂行するための強力な中央集権的統治が必要とされ,同年10月に,憲法によらない非常体制としての革命政府が樹立され,組織的な恐怖政治が行われることになった。ジロンド派を追放して議会(国民公会)の主導権を握った山岳派(ジャコバン派)は,議会内に設置された公安委員会に権力を集中し,革命遂行のための諸政策を強行すると同時に反対派の弾圧を強化したため,恐怖政治は山岳派独裁の武器になった。93年3月10日に創設されていた革命裁判所は,同年9月に制定された反革命容疑者法に基づいて大量に投獄された反対派(反革命的な貴族や聖職者,ジロンド派,反革命内乱参加者など)の多数を迅速に断頭台に送った。…
…1792年9月21日の第1回会議から95年10月26日の解散まで,3時期に分けられる。第1期は,約750名の議員のうち過半数を占める中間派(〈平原派la Plaine〉とか〈沼派le Marais〉と呼ばれた)をはさんで右派のジロンド派と左派の〈山岳派〉が対立した時期である。はじめジロンド派は山岳派に対して優勢であったが,対外戦争の敗北,国内の反革命の激化と社会経済危機などの内外の革命の危機に有効に対処しえず,しだいに中間派の支持を失い,また立憲君主派や王党派との妥協をはかったために,93年6月2日,パリ民衆の包囲のなかで議会から追放された。…
…フランス革命期,とくに1793年から94年にかけて,ジャコバン・クラブに属する革命家たちが抱いた思想および行動方針。政治的結社としてのジャコバン・クラブそのものは89年秋から94年末まで存在したが,その全期間を通じて一貫した方針というものはなく,革命の進行につれてジャコバン・クラブをリードする政治勢力は交替し,93年初めにジロンド派に代わって山岳派がジャコバン・クラブの主導権を握った。一般にジャコバン主義といわれるのは,この山岳派(とくにロベスピエール)が主導するようになってから94年テルミドール9日までの期間におけるジャコバン・クラブの人々の方針を指す。…
…すなわち,国境の危機を救うために全国から義勇兵がパリに参集したが,その義勇兵とパリの民衆は,出陣に先立って国内の敵を一掃する必要を痛感し,同年8月10日,王宮を襲ってついに王政を廃止させるにいたったのである。
【山岳派独裁】
92年8月10日は,革命の路線を大きく変えるいわば第2の革命であった。単に王政が廃止されただけではなく,ブルジョアジーと自由主義的貴族との同盟によって革命を妥協的な形で終結させようとする方式そのものが破産し,内外の強力な反革命勢力を前にして,ブルジョアジーは,民衆や農民の力を借りざるをえず,それらとの同盟によって革命を徹底的に推し進めるほかはなくなったのである。…
※「山岳派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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