デジタル大辞泉 「たんぽぽ計画」の意味・読み・例文・類語 たんぽぽ‐けいかく〔‐ケイクワク〕【たんぽぽ計画】 平成27年(2015)5月から国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟きぼうで行われる宇宙実験の名称。東京薬科大学をはじめとする研究グループが、大気圏外での超低密度エアロゲルによる微生物・有機物・宇宙塵の捕集、および宇宙環境での暴露実験を行う。地球上の最初の生命は宇宙からもたらされたというパンスペルミア説や、生命の元となる有機物の地球外起源の可能性について検証する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「たんぽぽ計画」の解説 たんぽぽ計画 2015年5月から国際宇宙ステーション(ISS)の実験棟「きぼう」で行われる日本の宇宙実験の名称。「たんぽぽ計画」研究グループ(代表:東京薬科大学山岸明彦)により提唱され約10年をかけて実現。同実験では、「きぼう」の船外に「超低密度エアロゲル」という寒天状の捕集材を取りつけ、宇宙空間を漂う微小隕石やその他の微粒子を捕集。生命材料になり得るアミノ酸など有機化合物の、天体間の移動の可能性を探る。他に、酵母菌などの微生物を船外に置き、宇宙環境下での微生物が生き残れるかどうかといった実験が予定されている。 (2015-4-10) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報