ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ターシュエシャン山脈」の意味・わかりやすい解説 ターシュエシャン(大雪山)山脈ターシュエシャンさんみゃくDaxue shan チベット語ではカンリチェンポ gangs ri chen po山脈といい,中国語名と同じ意味をもつ。チョートー (折多) 山ともいう。中国南部,スーチョワン (四川) 省西部にある南北方向の山脈。ホントワン (横断) 山脈東部の大山脈で,タートー (大渡) 河とヤーロン江との分水嶺にあたる。標高 5000m前後の峰が連なり,主峰のカンカー山は 7556mで氷河が発達している。谷底ではハダカムギ,春コムギ,トウモロコシなどを主とする農業が行われる。中腹では,ヤク,ウシ,ウマの牧畜が行われ,標高 4000m以上は夏季の移牧地となる。チョワンツァン (川蔵) 道路が横断している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by