普及版 字通 「ダ・タ」の読み・字形・画数・意味
15画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は隋(だ)。隋はしどけなく形が崩れる意があり、隋長の意がある。そのような山容をいう。〔爾雅、釈山〕に「巒なるは」、また〔説文〕九下に「山のたるなり。山に從ひ、(だ)の省聲。讀みて相ひ推するの墮(だ)の(ごと)くす」(段注本)という。〔詩、周頌、般〕「山喬嶽」の〔伝〕に「山は、山のとして小なるなり」とあり、は狹長のさまをいう。
[訓義]
1. 高い山、せまくて長い山。
2. 崩れるような小さな山、やせた山。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ヤマ
[熟語]
山▶・▶
19画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(だ)。は隋(だ)の省文。隋は盛りあげた祭肉が垂れて、形が崩れること。そのような崩れ髪をという。〔説文〕九上に「髮墮つるなり」とみえる。また幼児の髪のそり残し、すずしろ。〔広雅、釈詁二〕に「墮(お)つるなり」、〔広雅、釈詁三〕に「つるなり」とあるのは、毛が堕ちる意。
[訓義]
1. 髪の形の崩れ、崩れ髪。
2. 髪が美しい。
3. すずしろ。
4. 堕と通じ、おちる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 スズシロ 〔字鏡集〕 ミヅラ・スズシロ
[熟語]
翦▶
[下接語]
委・斜・翦・髫
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報