日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダンピア海峡」の意味・わかりやすい解説
ダンピア海峡(インドネシア)
だんぴあかいきょう
Selat Dampier
インドネシア東部、ニューギニア島とワイゲオ島との間の海峡。ほぼ東西に150キロメートル、幅50キロメートル、太平洋とハルマヘラ海を結ぶ。水深は太平洋側が大きく1000メートル内外で、ハルマヘラ海側は200~600メートルと小さい。ハルマヘラ海側には大小の島が散在する。17世紀末にイギリスの航海者ダンピアによって発見、命名された。ニューギニア島側のドム島には海峡最大の都市ソロンSorongがあり、航海の要地、クラモノ油田の原油積出し港として栄えている。
[上野福男]