チウチュワン地区(読み)チウチュワン(その他表記)Jiuquan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チウチュワン地区」の意味・わかりやすい解説

チウチュワン(酒泉)〔地区〕
チウチュワン
Jiuquan

中国西北地方,カンスー (甘粛) 省北西部の地区。ユイメン (玉門) 市,トンホワン (敦煌) 市と,行政中心地のあるチウチュワン市ほか2県と2自治県から成る。南部はホーシー (河西) 回廊の西部にあたり,シューロー (疏勒) 河と支流のタン (党) 河沿いにオアシスが連なり,農業が行われる。コムギアワテンサイトウモロコシ果樹ワタなどを栽培。北部はペイシャン (北山) 山地で,礫質砂漠が広がるが,草地ではラクダ,ウシ,ヒツジが放牧されている。西端のトンホワン市は千仏洞で知られる。中央をランシン (蘭新) 鉄道が通る。人口 82万 4330 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android