デジタル大辞泉
「チェラプンジ」の意味・読み・例文・類語
チェラプンジ(Cherrapunji)
インド東部、メガラヤ州南部の町。州都シロンの南約50キロメートル、カシ丘陵の南斜面に位置する。南西モンスーンが吹き付ける世界的な多雨地域として知られ、1860年に2万6461ミリメートルという年間降水量の世界最多を記録した。
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チェラプンジ
Cherrapunji
インド北東部,メガラヤ州の州都シロンの南西約50kmに位置する小都市。世界的な多雨量記録地の一つとして有名。東西走するカーシ丘陵南斜面上の高度1250mにある。周辺は南西に谷が開け,ここに5~9月の南西モンスーンが引き寄せられて吹きつけるため,1931-60年の30年平均の年降水量は1万1437mm,また1860年8月~61年7月の1年間には2万6465mmを記録した。月量でも1861年7月には9294mm,日量では1876年6月14日に1034mmの記録をもつ。
執筆者:応地 利明
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チェラプンジ
Cherrapunji
インド北東部,メガラヤ州南部の村。シロン南西約 56km,カーシ丘陵南面に位置。 1864年シロンへの遷都まで,一時,地区政庁がおかれていた。住民はおもにカーシ族。モンスーンによる多雨地域で,61年に年降水量2万 2987mmを記録。年平均降水量は1万 60mmで,世界最多雨地域の一つ。階段耕作による米作をはじめ,バナナ,パイナップル,スモモ,柑橘類などの果物生産が行われる。人口 7883 (1991) 。
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チェラプンジ
ちぇらぷんじ
Cherrapunji
インド東部、メガーラヤ州南部の町。州都シロンの南48キロメートル、カシ丘陵南面の標高1400メートルに位置する。人口6104(1981)。世界的な多雨地として知られ、年降水量は1万ミリメートルを超え、1861年には2万3000ミリメートルを記録した。近くに石炭、石灰岩の鉱山がある。
[中山晴美]
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「チェラプンジ」の意味・わかりやすい解説
チェラプンジ
インド北東部,メガラヤ州南部カーシ山地南麓の世界最多雨地。年間平均降雨量1万1437mmで,1861年には世界最多の2万6465mmを記録している。
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